リゼロ47話を解説|ベアトリスやギルティラウ、エミリアの試練などについて

アニメ
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この記事はリゼロ47話の内容を、原作や作者のtwitterなどを参考に解説・補足するものになります。

アニメ未視聴の場合はわからない表現があると思うので、視聴後にお読みください。

それでは解説に移ります。

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エルザは圧倒的な回復力を持つ

Re:zeroから始める異世界生活 47話より

まずは最初の場面、エルザとガーフィールの戦いから見ていきましょう。

ガーフィールの攻撃によって顔に大きなダメージを追ったはずのエルザ。

ガーフィールを階下に落下させた時にはあった傷が、名乗りのシーンでは綺麗に消えていました。

このからくりはガーフィールが戦いの中で暴くので、今はエルザの回復力がすごいということだけ知っておいて下さい

ちなみに二人が名乗ったのは、強者同士の戦いでは名乗るのがリゼロ界での風習だからだそうです。

黒ナマコ
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そういうの、嫌いじゃないよ…

禁書庫でのベアトリスとのやり取りについて

Re:zeroから始める異世界生活 47話より

続いて禁書庫のシーン、ベアトリスが語ったことをまとめてみます。

  • ベアトリスは今まで何ひとつ自分で考えて選択や行動を行ったことは無い
  • 誰かといたいと思ったこともあったが、皆に先立たれ置いて行かれてしまった
  • 『叡智の書』に自分のことが記されたのなら、エキドナは自分のことを忘れていなかったと感じ安心した

そして死の宣告が母の愛情なわけが無いとスバルは怒り、エキドナに従い続けるのはやめるよう説得を試みます

原作では、この場面で自分が母を信じるのをやめた経緯について少し記述があります。

「お、お母様が間違ったことをなさるはずがないのよ。あ、当たり前かしら。お母様だもの!お前は、お前は自分の母親の言うことを疑うことができるっていうの!?」

「できるに決まってんだろ、信じることの方が少ねぇわ!俺は母ちゃんが衛星が『大気圏』に落ちたを、『愛知県』に落ちたって聞き間違えてたときから、母ちゃんが話してくれるニュースを信じるのはやめてんだ!言い触らして大恥掻いたんだぞ!」

Re:ゼロから始める異世界生活 15巻 p26より

しかしベアトリスの「その人になってくれるの?」という懇願を拒否したことで、スバルは禁書庫から追い出されることになってしまいました。

もしここでベアトリスの提案をスバルが吞んでいれば彼女を連れだせましたが、彼女の心はエキドナへの妄信に縛られたままになってしまいます

だからスバルは彼女の意志で契約を破らせることで、長年の呪縛から解放しようとしていたんですね。

魔獣除けの結晶石が効かない魔獣「ギルティラウ」について

Re:zeroから始める異世界生活 47話より

スバル達の作戦では、オットーは屋敷の一階のドアを開けた後はペトラと逃げることになっていました(スバルがベアトリスに会う確率を上げるため)。

以下がアニメでカットされた、二人と合流した時のスバルのセリフ。

「お前ら……なんでまだ屋敷に!?ドアを開けるのは一階だけでいいから、それだけ済ませてとっくに逃げてくれてる作戦だろ?

Re:ゼロから始める異世界生活 15巻 p31より

魔獣除けの結晶石を使うことで道中の魔獣を気にしなくてよかったはずなのですが、そこで障害となったのがギルティラウという魔獣です

獅子の頭部、馬に似た胴体、大蛇に酷似した尾と、ねじくれた角を生やした凶悪な存在感ーおおよそ、その全身を『脅威』の単語で埋め尽くした、魔獣の中の魔獣。

Re:ゼロから始める異世界生活 15巻 p42より

見た目もとても強そうですよね。

おそらく石が効かなかったのは、魔獣の格の違いによるものだと思われます

ちなみに余談ですが、ギルティラウはとある理由からリゼロ界隈で「さん」付けで呼ばれるほど親しまれていますよ(笑)。

黒ナマコ
黒ナマコ

気になった方は調べてみると面白いかも。

エミリアの第2の試練について

Re:zeroから始める異世界生活 47話より

第2の試練『ありうべからざる今を見ろ』は、現在をテーマにした試練。

並行世界だと割り切ってその世界を肯定or否定し、自分の本来の世界を肯定することでクリアとなります。

スバルの場合はイレギュラーが起きましたが、過去を乗り越えたエミリアにとっては難しくない試練ですね。

ちなみに試練の際のエミリアは精神年齢の幼さが反映されたのか、今と幼少期の中間(約14歳)くらいの姿をしています。

そして試練の中で二人の幸せな様子を見届けたエミリアは、湖畔の高台へ。

このシーンに登場するアーチは、エミリアの本当の兄ではなくあくまで兄替わりの存在なのでご注意を。

Re:zeroから始める異世界生活 47話より

アーチに大丈夫と伝えた後に登場するのがエキドナです。

エミリアは彼女に感謝を伝えますが、それに対する彼女の返答は「憎い」というもの。

ここは原作でも明らかになっていないため確かなことは言えませんが、

  • 乗り越えられないと思っていた試練を、次々と乗り越えて成長していくことへの嫉妬
  • エミリアの母親を嫌いだから、子供も同じく憎んでいる
  • 魔女と似た見た目をしているにも関わらず、自分より満たされていることへの嫉妬

など様々な解釈が存在しています。

そして試練を終わらせるためにエミリアは湖に飛び込むわけですが、ここを少し解説しますね。

まず、エミリアは試練を終えるための方法は「今の己を知ること」だと直感します

彼女は氷漬けから助け出されてから、一度も鏡を見たことがありませんでした。

故郷が氷漬けになり、自分もまた眠りについた過去の記憶。あれから今日まで百年以上の時間が過ぎてーエミリアは、自分の成長した姿を一度も目にしたことがない

理由は簡単だ。ただ、怖かった。恐ろしくて、目にできなかった。

『嫉妬の魔女』と、身体的特徴を比較され、エミリアは不遇の時間を過ごした。人々は不安からエミリアを迫害し、エミリアはますます自分の容姿に恐怖を抱く

意識的に鏡を拒み、水面を見つめないようになったのはずっと習慣になっていた

Re:ゼロから始める異世界生活 15巻 p63より

回想で出てきたシーンはova「氷結の絆」で、魔獣から助けた親子にあっちへ行けと追い払われるというもの。

またパックとの契約には「エミリアの身嗜みは彼が選ぶ」というものがあったため、自分の姿を見ない生活を長い間続けてきました

Re:zeroから始める異世界生活 47話より

だからこそエミリアは湖に飛び込み、そこで成長した自分の姿を初めて見ることに

その感想が「思ったより、フォルトナ母様に似てなくて残念」だったわけです。

おまけ|墓所の前のシーンとED映像の変化について

Re:zeroから始める異世界生活 47話より

墓所の前のシーンは、そのままなので深くは触れません。

ガーフが住民を拘束することは無くなったため、アーラム村の住民はいつでも帰ることができます

しかし、彼らはエミリアがした「結界からあなたたちを解放する」という約束を尊重しようとしているわけですね。

だから彼女が成し遂げる初めての偉業を、見届けようとしています。

ちなみにロズワールが試練に挑もうとして瀕死になったのは、クリアした者の功績をみんなに印象付けるためだったそう

そしてエミリアは彼らに見送られて第3の試練へ。

最後の試練は「いずれきたる災厄に向き合え」という、未来に関する内容です。

黒ナマコ
黒ナマコ

ここは原作でも不明な点が多いため、楽しみなところの一つ。

来週どのように描かれるのか、期待が高まりますね。

最後に今回のEDの映像が少し変わっていたのですが、皆さんお気づきになりましたでしょうか?

こちらが45話で流れたED。

Re:zeroから始める異世界生活 45話より

そして、こちらが今回(47話)のEDです。

Re:zeroから始める異世界生活 47話より
黒ナマコ
黒ナマコ

話のタイトルが「水面に移る幸せ」なので、スバルがいることがエミリアの今の幸せを表していると考えるとエモいですね。

まとめ

長かったリゼロ2期も残り数話となりました。

個人的にあと3話で足りるのかは不安ですが、うまくまとめてほしいと願っています。

それでは今回はここまで。

興味がある方は、次週48話の解説も見てくれると嬉しいです。

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