今回は、2017年10月27日に発売された「スーパーマリオ オデッセイ」のレビュー記事です。
本作は、Nintendo Switch発売後に初めて発売されたマリオシリーズ。
クッパとピーチの結婚式を阻止するため冒険する、3Dアクションゲームとなっています。
国内外から高い評価を受けているため、1度はこのゲームの評判を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
そこで実際に25時間以上遊んだ筆者が、このゲームの良かった点・気になった点について解説します。

結論から言えば、マリオシリーズとしての集大成と新しさが詰まっていて、あらゆるユーザーが楽しめる名作でした!
新旧すべての要素がうまくかみ合っていて、任天堂の本気を感じ取ることができましたね。
このゲームは、以下のような方におすすめです。
- 3Dアクションゲームが好き
- マリオシリーズに、少しマンネリを感じている
- いろんなステージを冒険・探索するのが楽しい
- 家族や友達といっしょに遊べるゲームを探している
「スーパーマリオ オデッセイ」の良かった点
ギミックが豊富なため、ステージ探索が飽きづらく楽しい!

本作でのプレイヤーの主な目的はパワームーンというアイテムの収集。
パワームーンはマリオが訪れる国1つ1つにたくさん置かれていて、一定個数集めることで次の国へ行けるようになります。
パワームーンは国の至るところに隠されていて、その入手方法は非常に様々です(以下は一例)。
- その国でのストーリーを進めて、ボスを倒す
- 土管の先にある別エリアでのミニゲームをクリアし、最深部に辿り着く
- 高い所など、見落としやすい場所にそのまま置かれている
- レースで優勝する

パワームーンが隠されているギミックやgetに必要なゲームが毎回違うので、同じ国を長時間探索しても飽きずに楽しめました!
また個人的に斬新な仕掛けだと感じたのは、2Dマリオの使い方です。

単にムーンがgetできるミニゲームがあるのはもちろん、別の3Dエリアにつなげることでストーリーの一部としても2Dマリオが溶け込んでいました。
その他にも、任天堂がマリオシリーズで培ってきた面白い仕掛けが盛りだくさん。
このようにステージの隅々まで飽きずに楽しめる箱庭マップは、本作の大きな魅力となっています。
キャプチャーシステムが新しい!

本作が歴代マリオと大きく違う点として、「キャプチャーシステム」が挙げられます。
これはYボタンで投げた帽子をキャラクターに当てることで、一部のキャラクターを操作できるようになるというもの。
キラーやジュゲムなどの敵キャラクター・望遠鏡などの物も含め、50種以上のキャプチャーが可能です。
もちろんそれぞれが固有の能力を持っているため、普段のマリオにないアクションを使えます。
キツツキになって壁にくちばしを指しながら登ったり、水を噴射しての空中アクションなどなど…。

全く別のゲームと思えるほどの操作性の変化と、趣向を凝らした新ギミックの数々との相性がバッチリでした!
ステージにはマリオのままでは行けない場所も多々あるので、いろんなキャプチャを試してみるのも楽しかったですね。
ストーリーで戦うボスも、このキャプチャーシステムを使う必要のある個性的なキャラクターばかり。

例えば初めに戦うボスは、攻撃してきた腕をキャプチャーして攻撃に利用する必要があります。
このように、キャプチャーシステムによって探索・戦闘のバリエーションが豊富になっていて、新鮮な体験が可能になっていました。
ステージの数が多く、旅行気分も味わえる!

本作のストーリーで訪れることになる国は、合計で10種類以上!
国ごとに全く違う箱庭マップが用意されていて、プレイヤーはいろんな地を旅行しているような気分を味わうことができます。

ゲーム内には各国用のパンフレットが用意されているので、眺めながら見どころを探すのも楽しいですよ!
次はどんな国なんだろうと、プレイしている時はワクワクが止まりませんでした。
特に、マリオシリーズでは珍しい普通の人間が登場する「都市の国」は、斬新な感じがして面白かったです。

綺麗な景色もたくさんあるので、スクショの撮影が捗ること間違いなし。
一つ一つの国が丁寧に作られていて観光するだけで楽しめる点も、マリオオデッセイの特徴です。
あらゆるユーザーが満足できるボリューム

本作はどんなユーザーでも楽しめる点が、徹底的に追及された作品だと思います。
- ゲームクリアに必要な時間はわりと少なめなので、ライトユーザーでも安心
- やりこみ要素自体は豊富なので、ヘビーユーザーはガッツリ楽しめる

ユーザーがどこでゲームプレイを終えても、このゲームは楽しかったと感じられる作りになっていました。
全てのボリュームを合わせると膨大ですが、ストーリーだけでも十分にこのゲームを味わうことが可能になっています。
もちろんボリューム以外にも、ユーザーへの配慮は忘れられていません。
例えば初心者には「おたすけモード」といって、行くべき場所や敵の弱点が表示され、崖から落ちても1ダメージで済むモードが用意されています。
ヘビーユーザーに対しては、クリア後要素を進めていくと解放される超高難易度ステージや裏ボスが。
小さな子供から大人まで楽しめる、任天堂の本気が見え隠れする作品になっていました。
「スーパーマリオ オデッセイ」の気になった点
モーション操作が少し面倒くさい
本作の特徴として、ジョイコンや本体を振るモーション操作に対応しているアクションがあります。
マリオの周囲全てを帽子投げで攻撃する「回転投げ」は、その代表的な技の1つ。

特定のキャラクターをキャプチャーしている時も、ジョイコンを振ることで移動速度が上がるなどの恩恵があります。
ボタンだけではこれらの操作は不可能なので、例えばswitch本体を持ってプレイする場合は本体を振らなければならず少し面倒。
本体を振ると画面の様子が確認しづらいため、操作をミスってやらかしたことも何度かありました。

クリアにはモーション操作は必須ではないですが、高難易度ステージではこのアクションができるか否かで大きく難易度が変わります。
ボタンの割り当て数が限界だったのだと思いますが、ジョイコン両手持ち以外の遊び方だと少し不便を感じる設計になっていたのは気になりました。
twitterでの他のユーザーの口コミ
良かったという口コミ
合わなかったという口コミ
レビューを踏まえて、このソフトをおすすめできる人・できない人
レビューを踏まえると「スーパーマリオ オデッセイ」は、以下のような方におすすめです。
- 3Dアクションゲームが好き
- マリオシリーズに、少しマンネリを感じている
- いろんなステージを冒険・探索するのが楽しい
- 家族や友達といっしょに遊べるゲームを探している
逆に以下のような方の購入はご注意ください。
- 3D酔いが激しい方
- 3人以上の大勢で遊べるゲームを探している
レビューまとめ|「スーパーマリオ オデッセイ」はマリオの集大成ともいえる名作!
「スーパーマリオ オデッセイ」は、マリオシリーズのこれまでと新しさが詰まった集大成と呼べる3Dアクション作品。
ボリューム・システム共に、あらゆるユーザーが満足できるように作られています。
発売から約4年が経ちますが、今なお語り継がれる名作の1つ。
まだ遊んでいない方は、この機会に手を出してみてはいかがでしょうか?
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