今回は2020年5月29日発売のゼノブレイドdeこと「ゼノブレイド ディフィニティブ エディション」をクリアしたので、ネタバレを控えながらレビューしていきます。
ジャンルは説明するのが難しいのですが、アクションRPGとコマンドRPGを足して2で割ったようなイメージです。
筆者はゼノブレイド2はプレイ済みですが、シュルクが主人公の今作は初体験。
遊んでみた感想は、間違いなく名作であるというものになりました!
ちなみにストーリーを早く進めることを重視してプレイしたので、クリア時のプレイ時間は約50時間ほどとなっています。
良かった点・直してほしい点両方に触れるので、ご購入の際は参考にして下さい。
それではレビューに移りますね。

以下のような方に、このゲームはおススメ!
- 広く幻想的な世界を冒険したい
- ストーリーを楽しみたい
- たくさんのやりこみ要素が好きである
機神と巨神を巡る波乱万丈なストーリー

ストーリーの方向性としては、主人公の故郷を焼いた相手を追う所から始まり、様々な人の思惑や世界の危機にまで話が膨らんでいくといった感じの路線。
序盤から様々な伏線が張り巡らされ、後半はそれらが一気に収束していきます。
次々に増えていく伏線や新事実、どんでん返しにプレイ中はワクワクがとまりませんでした!
キャラクターたち(特にプレイヤーキャラ)一人一人に活躍や物語があり、空気となっているキャラがいないのもポイント!
シリアス一辺倒ではなくネタや恋愛要素も取り入れられているので、あんまり重い話が苦手な方でも大丈夫です。
熱さと感動が入り混じったストーリー、文句なしの最高評価でした。
ゲームシステムは少し難しく、バトルには慣れが必要(難易度を下げることも可)

前提として、このゲームのバトルは難易度が高く慣れが必要です。
序盤や格下には何も考えずアーツ(技)を連打しても大丈夫ですが、ストーリーのボスやユニークモンスター(フィールドボス)でそれをするとすぐ負けます。
そうはいっても、大事なところはゲーム内で全てチュートリアルとして説明してくれるのでご安心を。
また、どうしても難しい場合は難易度を下げることも可能ですよ(詳しくは後述)。
モンスターやクエストと密接に結びついた、広大なマップ
マップの広大さはいうまでもありません。
草原や雪山、機械の塔など様々な場所が隅々まで探索できるように作られています。

フィールドのモンスターのレベルをチェックしながら歩いていると、今のレベルでは到底かなわないモンスターに出くわすことも。
ラスボスよりレベルが高いモンスターもたくさんいますよ。

そんなに広くて迷わないの?と思われる方でも大丈夫。
メインクエストなどでは次にどこに行けばいいのかがマップに示されるだけでなく、どう進めばいいかまで見せてくれます。
クエストに必要なアイテムや敵まで表示してくれるので、すごくわかりやすいです!

たまに遠回りのルートを提示されますが、その通りに進まなくてもカーナビのようにちゃんと訂正してくれますよ。
移動速度の遅さは少しありますが、スキップ機能で今までいった場所にジャンプできるので自分はそこまで気になりませんでした。
難易度はちょっと高い
難易度はバトルシステムが慣れるまで複雑なことも合わさって、正直にいうと高いです。
さらにストーリーが寄り道前提(サブクエやマップ探索によるレベリング)の設計なので、早く話の続きが見たくてもレベルが足りず敗北することが結構ありました…。
難易度を下げずにプレイするなら、レベリングが必要になる場面が何度もあります(特に終盤は頻度高め)。
いちおう救済措置としてカジュアルモード(相手が弱体化するモード)があるのですが、これは逆に簡単すぎるという印象を受けました。
このゲームは基本的にレベル差が5以上だと勝つことはほぼ不可能なのですが、カジュアルモードでは普通に脳死で勝てます。
希望として通常とカジュアルモードの間くらいの難易度が欲しかったなと思いました。
名曲ぞろいの音楽や、圧倒的に美麗になったグラフィック
前作は遊んでいないので今作の音楽のみで評価します。
基本的にいい曲しかなかったので、音楽での評価は文句なしといったところ。
個人的にはストーリーで何度か流れる「引けない戦い」が、印象に残っています。
フィールドの音楽もポップなものから神秘的なものまでそろっていて探索の雰囲気を盛り上げてくれますよ。
ちなみにBGMは、リマスターver・オリジナルverを手動で切り替えることも可能です。
ただ戦闘中ピンチ時に流れるBGMは手動でオンオフを切り替えさせて欲しかったですね(相手が格上だと、このbgmばかり聞くことになる)。
次にグラフィック。

前作のものはあまり受け付けなかった筆者ですが、今作は全くの別物と言えるほどきれいになっています。
シュルクのかっこよさやヒロインの可愛さもうまく表現されているので、違和感を感じることは無かったですね。
ちなみに、見た目装備がムービーに反映される点も面白かったです。
メリア好きのための、追加ストーリー「つながる未来」について

こちらは本編の後の物語が展開され、もう少しだけゼノブレイドの世界に浸りたい人に向けたコンテンツです。
クリアまでのプレイ時間は長くても10時間前後といったところ。
ストーリーで数少ない空気となってしまったあのキャラの再登場が印象的な一方、戦うことになる敵に対する印象は薄めでした。
メリアの成長という点は楽しめるので、あくまでメリア好きのために補完として本編を壊さないように作られた物語だと感じましたね。
ただ「ノポンジャー」などの独自の要素や、本編と別の広いマップ・クエスト・ユニークモンスターが用意されているのでシステム面でも十分に遊ぶことができましたよ。

twitterでの他のユーザーの口コミ
良かったという口コミ
合わなかったという口コミ
レビューを踏まえた、ゼノブレイドDEをおすすめできる人・できない人
以上を踏まえると、このゲームをおすすめできるのは以下のような方です。
- 広く幻想的な世界を冒険したい
- ストーリーを楽しみたい
- たくさんのやりこみ要素が好きである
逆に以下のような方は、もう少し購入を検討した方が良いかもしれません。
- ボリュームが大きなゲームが苦手
- アクションゲームのような、スピーディーなバトルがやりたい
- レベリングがあまり好きではない
自分がどちらに属するユーザーか判断できましたか?
レビューのまとめ|ゼノブレイドDEは難易度は高いが神ゲー!
ゼノブレイドDEを評価すると、
- ストーリー:文句なし
- システム:バトルの難易度等細かい不満はあるが、ほとんど文句なし
- 音楽とグラフィック:文句なし
- 追加ストーリー:少しストーリーはあっさりだが、ほとんど文句なし
となりました。
本作は間違いなく世間で言われている通り、神ゲーです!
興味のある方は、ぜひ遊んでみてくださいね。
ちなみに2020年に発売した他の面白いゲームは
2020年発売 買ってよかったおすすめニンテンドースイッチソフト7選! で紹介しているので、そちらも見ていただけると嬉しいです。
また同シリーズの最新作「ゼノブレイド3」のレビューも行っているので、そちらもよろしければ。
コメント